言葉はサムシンググレートからの贈りもの
人の心もコトバによって出来ている
私達が「考え」、「意識」する、この人間としての根本的な精神作用を言葉なしにやってみてください。出来ますか?絶対に出来ない筈です。人の想念もコトバを使っていて言葉があるからこそ回転させてゆけるのです。
光透波理論では言葉を大きく三つに分けています。
1、声音言 (声に出た言葉=話し言葉)
2、観音言 (見る言葉=文字の言葉)
3、心音言 (頭の中で回転している言葉)
このように声に出したり文字に書いたりしなくても、頭の中ではコトバの音を回転させて思考したり意識したりする心音言を駆使して、日々人は生きているのです。もっと言えば私達の心もコトバによって出来ているのです。
「心もコトバ」に関し光透波を啓かれた小田野早秧先生の直弟子の一人であるH氏の「言の葉」という随想がありますので紹介いたしましょう。
「心はことばでできている」こんなことを話し出すと、「そんなことはないよ、こころはこころだし、ことばとは別物だよ」という答えがかえってきそうですね。でも、よーく自分の心を冷静に見つめていると、いろんなことばが心の中で浮かんでは消え、そして、また浮かんでくる。その現実から逃れることはできませんね『ことばじゃないよ』ということばも、ことばを使わないで表現することはできませんね。それほど<ことば>というものは私たちと一体化したはたらきなのです。そのことばのもとは、ひとつひとつの音です。漢字を見ても、意識の『意』でも、文字を分解したら、『音』で『心』ができている、と書いてあります。『識』を見ても、『言』と『音』という意味がはいっていますね・・・・。
註―「音」の元素が何故50音か?その根拠は「音」の字を数に置き換えられる文字アルファベットで表現しますと「OTO」。アルファベットの順番はO=15・T=20・O=15になります。
15+20+15=50、「OTO」の総和数は50になります。したがって音の元素数は50と、光透波理論では捉えています。
つづく
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