(2016年)第77回光透波セミナーのお知らせ

2021年1月1日

人間は唯一の言葉の動物です

 メルヘンチックなストリーで自然の大切さや、豊かで純真な人の心を描いた動画を数々生み出したジブリ作品の一つに「もののけ姫」があります。
 ヒロイン、サンは大きな山犬に育てられ野性味あふれた猛々しい美少女として描かれて大活躍する。その迫真のアニメ映画に観客は魅了されました。
 「もののけ姫・サン」は山犬に育てられたにも拘らず、人の言葉を話して物語は展開しています。山犬に育てられた人間が言葉をしゃべるはずはないのですが・・・。
 人間が動物に育てられた話に、1920年代にインドのベンガル州で発見されたアマラとカマラの二人のオオカミ少女の実話?があります。保護後に手厚く育てられたがアマラは程なく死に、カマラは9年近く生きたのですが言葉もろくに覚えられず、人間として適応できずに亡くなったそうです。
 このオオカミ少女の話は現代では信憑性が無いと否定されていますが、一時期アメリカでは実話として「人は愛情あふれる言葉によって育てられなければ健全に育たない」事例として教科書にも掲載されていたそうです。
 このように人間にとって重要な「言葉」とはいったい何なのでしょうか?ギリシャの哲学者・アリストテレスは「人は言葉の動物である」と喝破しています。
 もし、言葉が無ければ人間はサルや犬と同じように、本能的な欲望のみに終始して創造的なことは一切出来なかった筈です。 また、コミュニケーションが出来なくなるので、全ての文明文化も崩壊・消滅してゆくことは明らかでありましょう。
    言葉の奥に秘められた謎を解く言霊学=光透波
 この人間が人間たる所以の「言葉の本質」に気付くことが、今ほど求められている時代は無いのではないでしょうか?
 多くの現代人は言葉を道具の一つのように錯覚し、嘘や偽りや誇張した言葉を乱用し、調和を乱す破壊的で暴力的な言葉を発し続けています。
 振り込め詐欺に象徴されるように今日ほど言葉が汚され、悪用されている時代は無いように思われます。
 その意味からも言葉の奥に秘められた謎を解き明かして、言葉の深意・真理を読み解くことが出来る光透波は、これからの物心調和の霊文明の時代に先駆けて生まれた文字の言霊学と言えるのです。

 ご関心のある方は、下記のセミナーへ


●第77回 光透波セミナー


●日  時  8月21日(日) 午後1:30~4:45          
●場  所  神明いきいきプラザ   集会室  B(4F)
       東京都港区浜松町1-6-7
       JR浜松町(北口)徒歩4分
       都営地下鉄大門(B1出口)徒歩4分
●演  題  「時代の大転換と魂磨き」 + 「光透波入門講座」
●講  師  宿 谷 直 晃  
●参 加 費   3,000円   セミナー後に懇親会(希望者)