本の紹介

「光の言葉で原点回避、全ての人が救われる道」の紹介

 本年9月に宮澤賢治の純朴かつ高潔なる精神を理念とされる「でくのぼう出版社」から拙著「光の言葉で原点回帰、すべての人が救わる道」が刊行されました。
 言霊の幸はう国と言われてきた日本の国に、宇宙的必然性のもとに生まれた「光透波理論」を筆者は10年程前から学んできました。学べば学ぶほどその深さ、宇宙の真理に繋がる言葉の深遠さに感銘し続けてきました。そして言葉の奥に潜む真理は単に空虚な空論ではなく、そこには「救いを生み出す力がある筈である・・・」と自然に思うようになりました。
 事実、昭和32年に光透波理論を啓かれた小田野早秧先生は「光透波を学べば癌なんかにならないはよ。癌なんて治ってしまうのよ」と言って、その人生を全うされた方でした。
 ならば言葉の奥に潜む真理=「光の言葉」こそ「光のエネルギー」であり、その言葉を積極的に活用することにより、全ての人が救われ、さらに危機と混迷に陥っている現代世界の救いの道が開かれる筈であると思考するようになりました。その思索の中から閃きと導きを得て「光の言葉で原点回避、全ての人が救われる道」が上梓され次第です。

新刊書

 殆どの現代人は、人は頭が良いから言葉は人間が生み出したものと錯覚して、言葉を道具の一つぐらいにしか認識していません。果たして言葉はそのように軽いものなのでしょうか?
 言葉を用いずして人は思考する力を持つことが出来るでしょうか?否、もし人間に言葉が無ければ、人は犬やサルと同様に何百万年、何千万年経っても決して思考する力を持つことが出来ない筈です。人の人たる所以は言葉有しているところにあるのです。である故に人間は他の動物とは違い頭脳が発達し素晴らしい能力を持つことが出来、善きつけ悪しきにつけ今日の高度の文化文明を築くことが出来ているのです。
 では、その言葉を人類は何処から取得したのでしょうか?言葉が無ければ犬やサルのように思考能力を持てないのですから、言葉を作り出すことは出来ない筈です。確かに人類は発明・発見するたびに新しい言葉を次々に生み出してきました。しかし、それには思考を働かす最初の言葉が与えられていたからこそ可能だったのです。
 光透波理論では、その初めの言葉(文字も含む)は宇宙を創造したサムシンググレートから与えられたと推理しています。その初めの言葉が与えられたことにより、人類は他の動植物とは違い、卓絶した能力を持つことが出来ているのです。
 人間=人言と言っても決して過言ではありません。現代人はこの言葉の本質に気付かずに、闇雲に言葉を乱用、誤用し続けています。乱れた言葉、間違った言葉、悪い言葉、謀略的な言葉、嘘偽りの言葉が氾濫しています。その象徴的なものがオレオレ詐欺と言えましょう。おそらく今日ほど言葉文化が乱れに乱れた時代は無いのではないでしょうか。
 言葉の乱れは波動の乱れ、波動の乱れは心の乱れ、心の乱れは世の乱れへと波及してゆく事は必然的な流れでありましょう。

 今の時代は世界中が混乱しているとは思いませんか?政治・経済・教育・社会・その他・・・。トランプのアメリカも、習近平の中国も、そして我が国も・・・、世界中が病んでいるのです。地球環境の破壊、経済の破綻、資源の枯渇、人口の増大、原水爆・ミサイル・・、そして大動乱・大戦争、人類絶滅の危機は杳として拭い去ることが出来ていません。まさに人類の混迷は極に達しているのです。
 そして全ては繋がっているのですから、人類意識の乱れは地球規模の異常気象として現われているとの指摘もされています。近年、世界の各地で沸き起こっている記録破りの猛暑・酷暑、寒波・寒冷、地震・噴火・台風・大雨・乾燥・etc・・・。これらは宇宙の法則から大きく乖離した地球人類への警告・警鐘としての現象であると考えられるのではないでしょうか。

 それにも拘わらず世界人類は、何一つとしてこれらの収束収拾の道を見い出すことができずにいます。人類が心の拠りどころにしている宗教・哲学・科学、それから派生する様々な思想や主義主張、そのいずれもが今日の混迷と危機を救う道を、何一つとして持ち合わせていないのです。
 いや、AIやビッグデーターや最新の医学、最先端の科学技術の活用で、人類の救いの道が開かれると錯覚している方もいるようです。しかし視点を替えて観れば、これらは全て人智が生み出したものであり、それ故に限界があるのです。
 何故なら宇宙の真理から外れた言葉や思考に囚われて生み出されたモノ・金・エゴ中心の生き方=価値基準に執着していたら、人類の救いの道は永遠に見い出すことは不可能なのです。

 驚くことに、このことを文字が教えてくれているのです。それでは光透波理論に立ってそのことを証す「偽」の字割を以下に紹介いたしましょう。

偽り

 人が為すと書く「偽」=いつわり=五割、「偽」=ニセ=贋。
 では、残りの五割は何処にあるのでしょうか?本物になるにはどのようにしたらよいのでしょうか?それには人智を超えた大いなる宇宙のご意図に沿うことが求められているということです。

 そのことを教えてくれているのが「素」と言う文字です。

素ー1
素ー2

 「素」の字は上図のように、「主(=創造主)の意図が素になっている」ことを教えています。また、その下の図のように「素」の字は「言葉が主体になっている」とも解することも出来ます。

 初めて光透波の字割に接する読者諸兄は、少々戸惑うと思いますが言葉の奥には真理が秘められているのです。
 この宇宙のご意図、深意、神意、真理が、実は光透波の字割理論で明確に把握することが出来るのです。そのことを映し出している文字が「理」の字です。

理

 理(ことわり)の文字は上図のように「一」が「埋」っていると書きます。「一」は「絶対の秘密」の意味があり、理は言葉を割ると出て来ると教えているのです。
 このように文字の奥にある真理を読み解き、その深意=神意を道標として軌道修正してゆくところに、今日の世界的な危機と大混乱の解消・解決の道が開かれてゆくことを詳述したものが、本書ということです。

 聖書のヨハネ福音書に「初めに言(コトバ)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった」と・・・。
 現代人の常識では考えられないことに、言葉が神であると記されています。言葉は広義な意味で波動と理解出来ます。現代科学でも全てのものは波動によって成り立っていると解されているのですから、この視点に立って捉えれば、聖書の文言は間違っていないと理解できるのではないでしょうか。

 さて、何事も行き詰ってニッチもサッチも行かなくなった時、原点に戻って、解決の道を見出してゆくしかありません。まさにそれと同様に、行き詰って何処にも救いの道を見出すことが出来ずにいる人類の救いの道は、聖書にも書かれてありますように、「初めに言葉・・・」言葉の原点に戻って解決の道を掴むしか方法は無いのです。
 本書は、そこに焦点を置いて、これからの時代の人類の生き方は「光の言葉のエネルギー」の高揚と拡散にあることを詳述してあります。
 最後に、本書では幾か所か宗教チックな表現がありますので、誤解の無いように一言付け加えますが、光透波は如何なる宗教宗派とも一切関係ありません。言葉の奥に人類を導く輝かしい真理=曙光があることを世の人々に伝える文字の言霊学ということです。
 詳しくは拙著「光の言葉で原点回帰、全ての人が救われる道」を是非ご高覧下さり、読者諸兄のご批評を頂けたら幸甚の至りです。
                           宿 谷 直 晃

なお、本書はネットのアマゾン等で購入も出来ます。
全国の200店ほどの書店でも販売しております。
最寄りの書店にない場合は、
直接、発行元の「でくのぼう出版社」
   TEL、0467-25-7707
   FAX、0467-23-8742 に連絡ご購入ください。

または販売元の星雲社
著書名「光の言葉で原点回避、全ての人が救われる道」
著者名 宿谷(しゅくや)直(なお)晃(あき) で書店でお取り寄せください。

セミナー案内, 光透波とは

「透」の字を字割する
 続いて光透波の「透」の字を読み解いてみましょう。すると下記のとおりになります。「透」の字は「秀」→秀でた=最高、「辶」=「走の崩し字」→走り=スピードという意味に解せます。
 したがって「透」とは最高の走り=トップスピードであり、それは超超超スピードゆえに透明な姿になっていると読み解けてくるのです。

透

 現代の科学では一番速いものはなにか?というと「光」であり1秒間に30万キロメートル、地球7回半巡る速度であるといわれています。ところが光透波理論(=命波理論)では光速などは極めて遅い速度と捉えています。
 命波理論では最高の速度とはこれ以上ないスピードであり、それは光速の無限乗の速度と推理しています。
 ※本稿では今まで「光透波理論」を「ことは理論」とも表現してきましたが、混乱を招きますので、今後は「光透波理論」を本来の名称「命波理論」と表記いたします。
 「秀でた最高の走り」ですから「トップスピード」。この「トップスピード=TOP SPEED」を光透波の字割で謎解きすると以下の図解のように「止速」という概念が浮かび上がってきます。

止速

 「TOP SPEED」から「STOP SPEED」、あまりにも早い速度である故に止まっているような速度が「止速」であり、「静動一如」、仏教でいう「如去如来=にょきょにょらい」=「去るが如き来るが如き」と同じ意味が浮かび出てくるのです。
 すなわち「止速」とはポンと手を叩けばその音が瞬時に宇宙の涯(はて)に行って戻ってくる、あたかも止まっているような究極の超超速度のことであり、命波理論では光速の無限乗の速度(E=C∞)として推理しているのです。
                              つづく

●第3回 命波学基礎講座
●日  時  11月4日(日) PM1:30~4:30      
●場  所  青砥シャミコ会館 1階集会室 葛飾区立石6-35-10
            京成線 青砥 徒歩5分
            都営浅草線 青砥 徒歩5分
●演  題  「命波学基礎講座―3」
●講  師  磯 部 賢 一  宿 谷 直 晃
●参 加 費   3,000円

●「言霊ワクワク塾」 (第102回 光透波セミナー)  
●日  時  11月22日(木) PM1:30~4:45      
●場  所  神明いきいきプラザ 集会室D(4F)港区浜松町1-6-7
          JR浜松町(北口)徒歩4分
          都営地下鉄大門(B1)徒歩4分
●演  題  「光の言葉によって幸福を」
●講  師  宿 谷 直 晃 
●参 加 費   初回の方は3,000円  2回目以後の方は1,000円

●第36回、和の会 光透波の集い
●日  時  11月10日(土) 午後1:30~4:30
●場  所   橘 樹 神 社 集会所  横浜市保土ヶ谷区天王町1-8-12
●演  題  「運名と宿命 」  (相鉄線 「天王町」駅下車 徒歩3分)
●講  師   宿 谷 直 晃      
●参 加 費   1,000円
    ※詳細は宿谷 (090-2447-2037)まで。

ホームページ   https://kotohawanokai.club

セミナー案内, 光透波とは

光とは何か?
 次にこの「光透波」の文字を字割して、コトハの真相に迫ってみたいと思います。
が、その前に「光」とはどのように認識されているか?広辞苑によると、
 ①光ること、また、光るもの。
 ②目に感ずる明るさ。目を刺激して視覚を起こさせる物理現象。
 その本質は可視光線を主に赤外線・紫外線をふくめ、波長が約1ナノメートルから1ミリメートルの電磁波。
と、書いてあります。
 ②が今一、浅学な筆者には理解できないのでパソコンでウキペディアを参照しましたら、次のように光を定義してありました。
 厳密な「光の定義」というのは、実は存在しません。
 狭義の「光」は人間が目で認識できる電磁波、すなわち可視光を意味します。
 波長はだいたい300~1000nmになります。この場合、赤外線や紫外線は光ではないということになります。
 しかし、広義の『光』は、波長で言うと約1nm~1mmまでの広範囲の電磁波を指します。
 この場合、赤外線、可視光、紫外線を含むことになります・・・・。
 何か?ますます分からなくなってしまいました(笑い)。
 どうやら現代の科学でも光の明確な定義が出来ていないようですが、光透波理論ではどのように光を捉えているのでしょうか?

「光」を字割すると
 光の文字を分解すると「小」→五次元点=宇宙の最小の一点=光透波、「一」→「ヒ」→絶対の秘密、「ノ」→能(働き)が「納」まる、「L」→開く、と分解できそれぞれのパーツの意味が下記図のように出てきます。
 したがって「光とは宇宙の最小の一点の秘密の働きが開かれたもの」と読み解けてきます。

光字割

 さらに「光」=「ヒカリ」と読めますので、その音を天鏡図に当てはめると「ヒ」=「陽」、「カ」=「加」、「リ」=「理」の意味が出てきます。 したがってこれらを合わせると、「光とは創造主の極小の一点の秘密の働きが開かれたもので、そこには陽(あかる)い理(ことはり)が加えられている」と解することが出来てきます。
 「光」の文字の奥にはこのように現代物質科学では解明出来ない深い意味が秘められていたということです。
                                 つづく

●「言霊ワクワク塾」 (第101回 光透波セミナー)
●日  時   9月24日(月) PM1:30~4:45      
●場  所   神明いきいきプラザ   集会室  B(4F)
         東京都港区浜松町1-6-7
         JR浜松町(北口)4分 都営地下鉄大門(B1)4分
●演  題   「光の言葉で幸福を」
●講  師   宿 谷 直 晃 
●参 加 費    初回の方は3,000円 2回目以後の方は1,000円

●第2回 命波学基礎講座
●日  時   9月30日(日) PM1:30~4:30      
●場  所   シャミコ会館 1階集会室  葛飾区立石6-35-10
           京成線・都営地下鉄浅草線 青砥 徒歩5分
●演  題   「命波学基礎講座―2」
●講  師   宿 谷 直 晃
●参 加 費  3,000円

ホームページ   https://kotohawanokai.club

セミナー案内, 光透波とは

宇宙の真相真実を推理する
 さて、私達は宇宙は真空透明の暗黒の世界と認識していますが、光透波理論(命波学)では、宇宙は「絶対光」に充ち満ちた光の世界であると説いています。このことを理解する好例が太陽の光線です。衆知のように太陽の光は真空透明の宇宙空間を8分19秒ほどかかって地球に到達し、成層圏に浮遊する極小のチリが反射して光り輝くように一転します。到達すまでの間は太陽の光線はなんら光として捉えることは出来ないのです。
 同じように私達の眼に宇宙が暗黒の世界に映るのは、真空透明の空間ですから光を反射する一切のチリが存在しないからです。しかし真実の宇宙の姿は「光」の「透」明の「波」に満ち溢れた世界であると命波学では捉えています。

光透波宇宙png

 この光の海の宇宙空間に地球や太陽や様々の星や銀河が浮いています・・・、と言うことは浮かしている力・エネルギーが真空透明の無限の空間に充満しているからです。
 現在、宇宙物理学や量子力学は、原子より超微細なクオークやヒックス粒子等の発見まで漕ぎ付けているようですが、まだまだ宇宙の実態を把握するに至っていません。宇宙物理学では様々な天体を浮かせている存在が何物であるか?ダークマターとかダークエネルギーとか言われたり、未知なる素粒子ではないか?と推理されたりしていますが、解明されていないようです。
 命波学ではその宇宙に充満するエネルギーを最小究極の超極小の素粒子=光透波=コトハのエネルギーと捉えているのです。

● 第1回 命波学基礎講座
●日  時   9月9日(日) PM1:30~4:30      
●場  所   シャミコ会館 1階集会室  葛飾区立石6-35-10
           京成線・都営地下鉄浅草線 青砥 徒歩4分
●演  題   「命波学基礎講座―1」
●講  師   磯 部 賢 一  宿 谷 直 晃
●参 加 費    3,000円

●第101回 光透波セミナー 
●日  時   9月24日(月) PM1:30~4:45      
●場  所   神明いきいきプラザ   集会室  B(4F)  
         東京都港区浜松町1-6-7
          JR浜松町(北口)徒歩4分  
          都営地下鉄大門(B1出口)徒歩4分
●演  題   「言霊わくわく講座」
●講  師   宿 谷 直 晃 
●参 加 費    3,000円

ホームページ   https://kotohawanokai.club

セミナー案内, 言葉は波動・エネルギー

ことは理論の根源にあるものとは・・・
 それでは言葉の奥に秘められた深意→神意→真理を読み解くことは理論の根源は何処にあるのでしょうか?その前に「コトバというものがどういうものであるか」?ことは(光透波)では「光」の「透」明な「波」と表現しています。奇しくも「光透波」=「ことは」と読むことが出来ます。

 このことはの波動・コトハのエネルギーがこの宇宙に鳴り成り響いている。それは真空透明の姿をしているとことは理論では捉えています。
 「コトバ」、日本語ではこの「言葉」の文字の中に「音」が秘められていることは判らないのですが、分析力のあるアルファベットに表記しますと「KOTOBA」となり明らかになってきます。下図のように日本語の「言葉」では分からなかった意味が浮かび上がってくるのです。

 「KOTOBA」を「K」「OTO」「BA」と分けると、「K」は「ケイ」これを天鏡図に当てはめると「計」という文字が出てきます。「OTO」は「オト=音」、「BA」は「バ」、天鏡図で「場」の文字が出てきますので「命の場」と解せます。したがって「KOTOBA」とは「音に計らわれた命の場である」と読み解けてくるのです。言葉は声=音ですから言葉の中に音が組み込まれているのは当然ですね。コトハを人間に降ろされたサムシンググレートはそのように東西の文字に仕組んでいたのです。
 同じように「音」を読み解いてみましょう。「音」をアルファベットで表記しますと「OTO」。「O」は15番目、「T」は20番目、ですから15+20+15=50、50という数字が出てきます。したがって「音」の元素は「50音」ということが浮かび上がってきます。

 音の元素が50音であるということは、日本人は母音中心の言語である日本語を使い、また太古の昔から「50音図表」というものを継承してきていますから容易に理解できるのですが、子音中心の言語を使う外国の人たちは理解に苦しむかも知れません。そこに言霊の国の民たる日本人の特長があるのですが、このことに関しましては後ほどの本稿で詳述させていただく予定です。
                          つづく

●第1回 命波学基礎講座
●日  時   9月9日(日) PM1:30~4:30      
場  所   シャミコ会館 1階集会室  葛飾区立石6-35-10
           京成線・都営地下鉄浅草線 青砥 徒歩4分
演  題   「命波学基礎講座―1」
講  師   磯 部 賢 一  宿 谷 直 晃
●参 加 費    3,000円
ホームページ   https://kotohawanokai.club

セミナー案内, 新時代の道標

抽象的領域では言葉の機能には限界が・・・
 さて、ここで触れたいことは、言葉というものは重宝なもので、言葉によって意思伝達がスムースに出来ると誰もが錯覚していますが、実はそうではないということです。有形の物質的な一面は極めて有効、適切に伝えられますが、無形の抽象的な面は極めて曖昧であり、正確性を有していないという弱点を持っていることです。
 言葉の中には当然のこととして数が含まれますから、言葉とデジタル化した数値を使うことで有形の物はパソコンの画像処理でも明らかなように正確に表現できるようになっています。ところが形の無い目に見えない分野の対象、すなわち「心」「愛」「魂」「神」などの抽象的な領域は、幾ら言葉や数値で表現しようとしても的確に伝え切ることはできません。
 何故なら具体的な表現が難しく受け取る人によって千差万別に解されてゆくからです。このことを顕著に示す事例が、人々が言葉の綾で喧嘩したり、太古の昔から今日に至るまで同じ「神」の名の下で世界の各地で戦争を繰り返していることではないでしょうか?

「語」=後の言葉では生命・霊の究明は不可能
 かつて、筆者は光透波を教わった磯部賢一氏(小田野先生の直弟子)から「有名な哲学者であり近代哲学の祖と言われているデカルトは『心身二元論』を説いたが『心の世界』がはっきり掴めないので、その後の西洋文明の流れは『物の世界』への探求に傾斜して物質科学文化が発達していった・・」と聴いたことがあります。西洋の言語では見えない世界=霊の世界の解明は出来ないから、物質科学文化への流れが起きたのも至極当然のことだったと言うことです。
 否、もっと言えば初めのコトハ=「詞」から外れた「語」の言葉を使うようになっている人類の言語能力では、精神・生命・霊の世界の究明は不可能であったのです。
 この不可能なことが初めて叶うようになったのは、21世紀のUターンの時代を前にして小田野早秧先生によって啓かれたことは(光透波=こうとうは)の字割によってであると断言できるのです。時代の潮流は前回の本稿で記しましたように「体主霊従の時代から霊主体従の時代へ」と転換しつつあります。ことははその使命を担った「文字の言霊学」として出現しているのです。
 換言すれば物質科学と精神科学が調和して開かれる理想の時代、すなわち仏教流に言えば弥勒の時代、キリスト教流に言えばキリストの再臨の時代は、人々の言葉文化が「語」から「詞」へと転換したときに可能であり、ことはがその原動力的機能を発揮してゆくことが予想されるのです。
                              つづく

第100回記念 光透波セミナー
●日  時   7月29日(日) PM1:30~4:45      
場  所   神明いきいきプラザ 集会室A(4F)
         東京都港区浜松町1-6-7
          JR浜松町(北口)徒歩4分
          都営地下鉄大門(B1出口)徒歩4分
演  題   「霊主体従の時代の展望」
講  師   磯 部 賢 一  宿 谷 直 晃 
●参 加 費    3,000円

  ホームページ   https://kotohawanokai.club

セミナー案内, 新時代の道標

21世紀はUターンの時代
 この歪を解消しなければ人類は破滅の道しかないことを早くから我が国の宗教界では提唱されていました。その代表的なものは「建替え建直し」を説く大本教や日月神示等の教えです。即ち「体主霊従から霊主体従」への切り替えの教えです。分かり易く言えば偏物質文明の生き方=物・金・エゴ中心の生き方にどっぷり漬かっている現代人に、神界からの警鐘が繰り返し降ろされているということです。 
 ところが物質科学万能の思考にマインドコントロールされた現代人は、見えない世界、精神・生命を軽視し神を否定する傾向が大きく「体主霊従から霊主体従」の考え方は、未だに受け入れられていないようです。しかし、時代は確実に霊主体従の時代へと進んでいるのです。
 その一つの表れがことは(光透波=こうとうは)の出現です。数々の啓示を受けて小田野先生によって啓かれたことは、物質至上主義に陥って迷走する現代人を覚醒させ、今日の歪を正す精神科学の哲理として20世紀後半に世に出たのであり、今までの様々な観念的・空論の教えでなく、宇宙の理に適った合理性と整合性をもった言霊学なのです。 
 光透波理論では「文字には宇宙の真理が秘められている」として認識し、漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベット・数字を総合的に把握し、文字の奥に秘められた「謎=宇宙の真理」を読み解くようにしています。特にアルファベットは分析力があり、また数を読み解く文字として捉えています。
 では、転換の時代の到来を「文字」どのように明かしているのでしょうか?

u.png

 時代は21世紀、精神と物質科学文化が融合補完する時代であることを縷々記してきましたが、アルファベットの21番目の文字は奇しくも「U」の字、まさに21世紀は人類がUターンする時代であると読み解けるです。
 聖書によれば「エデンの園」は神と人がお互いに助け合って歩んでいた理想の時代でありました。その後、ヘビに唆されて禁断の果実・リンゴを食べたイブの罪によって、人類は苦難の道を歩むようになったことが記されています。表現を替えれば人類が発祥した直後は神と人が睦み合った理想的な「霊主体従」の時代であったことが推理されます。やがて人類は成長するに伴って自立心が高まり神から離れてゆくようになり「体主霊従」の時代へと転換していったと考えられるのです。
 そして20世紀末までの長い年月、人類は苦難・苦痛の歴史を送ってきたと言えるようです。が、その「体主霊従の時代」から21世紀を迎えて「霊主体従の時代」、すなわち物心調和の時代へと大きな転換の時代を迎えていることを、この「U」の字は物語っていたのです。
                        つづく

第100回記念 光透波セミナー
●日  時   7月29日(日) PM1:30~4:45      
●場  所   神明いきいきプラザ 集会室A(4F)
          東京都港区浜松町1-6-7
          JR浜松町(北口)4分 地下鉄大門(B1出口)4分
●演  題   「霊主体従の時代の展望」
●講  師   磯 部 賢 一  宿 谷 直 晃 
●参 加 費    3,000円

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